北摂・阪神版

パナソニック エイジフリー社が運営する介護付有料老人ホーム「エイジフリー・ライフ香里園（旧名称：サンセール香里園）」。「有料老人ホーム三ツ星ガイド」でも２年連続、最高位の☆☆☆を獲得している優良なホームです。
前回のコラムで、同ホームの全面改装に関してお伝えしましたが、今回はその一環で実施された「リハビリルームの改装とリハビリプログラムの進化」についてお伝えします。

皆さんは「高齢者疑似体験」を行われたことがありますか？
体に疑似体験装具（ヘッドホンや特殊眼鏡、手足の重りなど）を装着して、日常生活動作を擬似的に体験することにより、加齢による身体的な変化（筋力、視力、聴力などの低下）を知り、高齢者の気持ちや介護方法、高齢者とのコミュニケーションの取り方を体験的に学ぶことです。
50歳を超えると、体のあちこちに加齢による変化が訪れます。腰痛、五十肩、関節痛等ご経験のある方も多いと思います。
80歳を超えると、加齢による身体能力の変化により、外出、家事等、身体を動かすことが辛くなり、着替えや、入浴、食事、排泄等日常生活動作にも影響を及ぼしてきます。
結果、要介護認定を受け介護保険を利用していく訳です。
エイジフリー・ライフ香里園のご入居者様も同じ。
加齢に伴う身体能力の低下は日を追うごとに、どんどん進んでいきます。
同ホームでは、これまでも毎日のアクティビティー活動を通じて、プロの介護職員としてご入居者様の身体能力の低下を防ぐことを恒常的に行ってきたのですが、今回の全面改装で「ファミリールーム」を設け、「年間30組の自宅への一時帰宅や家族旅行の実現」という目標を設けたことで、スタッフの中で、より「リハビリ」に対する意識が芽生えてきたそう。
「一時帰宅の場合には、ご入居者様自身が体を動かさなくてはならない。その期間は自分たちはお手伝いできない。」という気持ちから、「ホームにいても、ご入居者様に、"やりたいことができる"を叶えたい、そのために自分達ができることは何か？」と考え、実現したのが「リハビリルームの改装とリハビリプログラムの進化」です。


全面改装により、旧来のリハビリルームを拡張。
開放的でゆとりのある広さ、楽しみながら自主的に取り組んでもらえるような空間に改装しました。
また、新たなリハビリ機器も導入。
① 吊り下げフレームで安心して歩行練習ができるHALTREAD®（セーフティハーネス付）。
② 座ったままで、歩行動作に近い効率的な上下肢連動運動を行えるデュアルアクショントレーナー。
③ 腕を曲げる筋肉、背中を伸ばす筋肉を鍛えるローイングCOP-902F
④ 低反発クッションによるバランス力の強化を目的としたフィジオ リハウォーカーREHA
を新規導入。
私も体験させていただきましたが、特にフィジオリハウォーカーは簡単に楽しく取り組めますのでお勧めです。
このように、「自身で起き上がれる、自身で歩ける機能を取り戻す」リハビリ機器を揃えた上で、「基本のコースを基に、施設生活の幅を広げ、自由な外出」を目指せるよう、リハビリの専門家の理学療法士、作業療法士が、ご入居者お一人おひとりに寄り添ったリハビリプログラムをご提案し、確実に実施してくれます。
同ホームでは、ご入居者様、ご家族様と十分相談の上、ケアプランに基づき２回／週程度のリハビリプログラムを提供、これに日々のレクリエーションを加えることにより、日常的に身体を動かす機会が増え、ご入居者様自身が「昨日より今日が楽しくなる」ことを実感することで、より意欲的にホームでの生活を送れるようになるのではないでしょうか。

同ホームは、近隣の有料老人ホームよりも価格的には割高になります。 ただ、マンツーマンの希望にも応えられるほどのスタッフ数、複数のリハビリテーション専門職の配置、24時間の看護師配置等ソフト面に加え、充実の館内設備を見ていただければご納得頂けるはず。
ご興味のある方は、まず一度ご見学されることをお勧めします。