北摂・阪神版

大阪府の中でも、近年「住みたい街」として注目されているのが、吹田市と摂津市にまたがる「健都」（北大阪健康医療都市）界隈です。「健康・医療のまちづくり」を旗印にJR東海道線岸辺駅前で開発が進められている健都には、
「国立循環器病研究センター」
「市立吹田市民病院」
という北摂エリアを代表する2つの病院があり、質の高い医療にアクセスしやすい環境が、特に高齢者層の人気を集めています。

その2つの病院からわずか徒歩5分の場所にあるのが、兵庫県川西市に本社を置くハートフルケアが運営するサービス付き高齢者向け住宅「ロイヤルホーム健都」です。
開設は2021年8月。全96室の大型ホームです。

ハートフルケアは現在、北摂エリアを中心に8棟の高齢者住宅を運営していますが、「ロイヤルホーム健都」はその中でも2棟しかない24時間看護師が常駐するホームです。自社運営の訪問看護事業所が併設されており、必要に応じて看護師が居室を訪問して医療対応を行います。

また、前述した2つの病院に介護ヘルパーに同行してもらうなどして通院する入居者も大勢います。
中には「元々これらの病院に通院しており、今後も通いたいからロイヤルホーム健都に決めた」という入居者もいるそうです。

こうした医療対応に力をいれているホームの特性上、入居者は要介護3以上が中心になっていますが、要介護１，２でも、家族の状況などによっては受け入れが可能とのことです。

さて、この「ロイヤルホーム健都」は2022年6月より利用料金を大幅に引き下げます。

具体的には、これまで月に5万5000円だった食費を1万2000円と4分の1以下に改定し、家賃や共益費などと合わせた月額費用を12万9000円とします。これに介護保険自己負担分、リネン代、水光熱費が加わり、要介護３の場合で月の負担額は15万6310円となります（介護保険自己負担分は限度額の上限で計算しています）。

ハートフルケアによると、「近隣の高齢者住宅の月額利用料は20万円弱が相場です」とのこと。
開設して1年未満と新しく、24時間看護師常駐という条件を考えれば、公的年金に近い額で入居できるのは、かなりコストパフォーマンスが高いと言えそうです。なお、6月以前から入居をしている人については6月分から新料金が適用されます。

また、同じく6月からは胃瘻やインスリン注射などの特別な医療的対応が必要な入居者に対して、介護保険の利用限度額がオーバーする分をカバーする、税込み月3万円のオプション「ケアパック」を用意します。現在勤務する訪問看護師の中にはパーキンソン病など難病指定患者の対応実績がある人もおり、誰でも安心して生活できます。

なお、入居時には敷金として30万円が別途必要ですが、現在「早期入居得点キャンペーン」を実施しており、7月31日までに契約した場合は敷金が無料となります。