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  • シニアスタイル武庫之荘

社長も太鼓判を押す「明るい雰囲気のホーム」
「要支援者専門フロア」という新たな取り組みも

「とにかく明るい雰囲気のホームです」と廣瀬秀毅社長自ら太鼓判を押すのが、シニアスタイル(兵庫県尼崎市)の2棟目の高齢者住宅として2017年に開設した「シニアスタイル武庫之荘」です。

 同社の高齢者住宅運営の基本的な考えである「リハビリと医療の充実」の元、理学療法士・作業療法士、看護師(8時から20時まで)が常駐しています。加えて介護スタッフの約7割が介護福祉士資格を持っています。入居者の平均要介護度は3.2とサービス付き高齢者向け住宅にしては高く、ALSや腹膜透析の人の受け入れ実績もあります。定員60人の規模ながら年間の平均看取り実績は15件にもなるそうです。

 廣瀬社長が語る「明るい雰囲気」の理由の一つとして挙げられるのが「自由度の高い生活」です。例えば、食事の時間は決まっておらず、入居者は好きな時間に食べることができます。また、新型コロナウイルス感染症で、入居者の外出を制限する高齢者住宅が少なくない中で「シニアスタイル武庫之荘」では「外出先で食事をしない」など一定のルールを守れば、外出を認めています。レクリエーションも、外部から講師を招くスタイルのプログラムはまだ見合わせていますが、それ以外はほぼコロナ禍以前の内容を提供できているそうです。


 そんな「明るい雰囲気のホーム」ならではのユニークな取り組みが2022年6月からスタートしています。「要支援の入居者専用のフロア」導入がそれです。最上階の5階8室に現在6名が入居しています。

ここのフロアでは通常の見守りは、カメラや「眠りSCAN」といったICT機器を使って行い、特に異常が感知されたりしなければ、スタッフは基本的には立ち入ることがありません。食事は6人分をフロア入り口まで運び、あとは各入居者が好きなときに食べるようにするなど、入居者が自分の生活スタイルにあわせて、プライバシーを大切にしながら暮らせる環境を整えています。 


また、ユニークな取り組みとして、自治会のような仕組みを導入しています。入居者全員とホーム長が週に1回集まって「このフロアをどのようにして運営しようか」というミーティングを行っています。「『入居者がフロアの運営に係わることで、行動や思考がアクティブ・前向きになる』こうした取り組みが上手くマッチしたのも、元々明るい雰囲気のホームだったからではないでしょうか」と廣瀬社長は分析しています。

この「要支援者専用フロア」は、ホーム全体にとっても良い影響をもたらしているそうです。これまでスタッフは5階も巡回定期を行っていましたが、それが不要になりました。その分の時間を4階以下の入居者のために使うことが可能になり、これまでよりも、より一人ひとりに寄り添ったケアの提供が可能になりました。また、スタッフが多忙なために思うように実現できていなかった、「1日2回のレク実施」という目標も達成できる体制を構築できました。
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